お役立ちコラム

対策本がたくさん出版されているけれど、
SPI3の結果は信頼できますか?

2017年12月04日
  • SPI3の特徴

「SPIの対策本が本屋にたくさん並んでいる。事前に対策されたら結果が正しく出ないのではないかと不安です」。このように、対策本の効果を懸念されるお声をお寄せいただきます。
わたしたちは定期的に対策本の効果についての検証実験を行っており、直近では2016年3月に実験を行いました。対策本を使って事前学習を実施した群と実施しなかった群の2つに分けて得点の比較を行ったところ、「対策本による得点上昇は見られない」という実験結果を得ました。本記事では、適性検査SPIと対策本の効果について、詳しくお答えいたします。

リクルートSPIの「公式対策本」はありません

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本屋の就職コーナーには、様々な種類の対策本が並んでいます。「就職試験によく出る」という大きな文字の帯が並ぶのを見て、不安に感じる人事担当者の方もいらっしゃることと思います。しかし、SPIは一般の資格試験や語学検定のような「公式対策本」を持ちません。すなわち、本屋に並ぶ対策本はあくまで各出版社が任意で編集したものであり、SPIは検査に関する詳細情報の公開を一切行っていません。したがって、対策本に掲載されている問題がSPIで出題される問題と同一であることは稀であり、さらにそれに加えて毎年市販されている主要な対策本を購入した上、問題作成スタッフの目でくまなく確認しています。類似していると判断された問題は取り下げや削除を行い、公平性の担保を第一に考えて、万が一の漏えいにも万全の体制を整えています。



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対策をされても得点が変わらない理由

2016年に実施された最新の検証実験により、SPIの得点が対策本の効果によって、大きく上昇することはないと結論付けられました。対策本による準備を行ったグループと何も準備していないグループの両方に受検してもらったところ、両者の得点に有意な差は認められませんでした。

画像2_対策本が与える影響.jpgこれは、SPIが変化しづらい「基本的な思考力や理解力」を測定しているためです。個々人の能力をきちんと測定するため、作成した問題は事前に10000件以上のデータを用いた検証を行い、一定の精度があると確認された良問のみを厳選して出題しています。

性格検査においても、自分をよく見せようとする回答を検出するチェックロジックを搭載することで、対策本による影響を排除し、的確な人物評価を実現しています。

揺るぎない品質を支える、公正公平な検査への想い

提供から40年以上にわたり高い品質を保つSPIは、「全員が同じスタートラインに立ち、個人の実力をもって希望する企業に就職できるような世界にしたい」「SPIは公正公平な就職活動を叶えるツールでありたい」という、創業以来目指してきた理念を大切にしています。みなさまの採用活動のお役に立ち、長く安心してお使いいただけるように、SPIの品質管理は進化を続けます。

また、適性検査については以下の記事でも詳しく解説しています。導入を検討している方は、あわせてご参考ください。
>>適性検査とは?押さえておきたい活用方法や検査の種類について



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